まず、一つの「波紋」は以下の6個のリングから出来ています。
下の図では5個のリングしか見えませんが
「波紋0」は「波紋1」の下に隠れています。
「波紋0」
水面下にあります。
「波紋1」
水面上に出てきます。
「波紋2」
水面上でさらに広がっていきます。
最後の「波紋5」は水面下ぎりぎりの位置に配置します。
これらの6個の「波紋」を含んだ「変形ジョイント」が
0.00から1.00まで変化すると
中心で生じた1つの波紋が広がっていきます。(「第一波」)
この「第一波」を追いかけるように「第二波」を生じさせるため、
これら6個の「波紋」を含んだ「変形ジョイント」を同位置コピーし、
タイミングをずらして変形させます。
これで現実の雨の波紋らしくなります。
ひとつの「波紋」を取り出して見てみると・・・
あとはこれをコピーして位置とタイミングを変えて配置します。
また大きさを変えたものも作って配置します。
(小型化したものは波紋の発生から終息までの時間を短くします!)
「波紋」および「水面」の表面材質
「反射」を少し入れてあります。
「水面」に映り込むように上半球を「曇り空」に。
光線はもちろん逆光です。
今回もフレームレイトは10 f/sです。
これを50フレーム、5秒ぶん作り、GIFアニメに仕立てました。
今回「冷たい雨」に変更を加えた部分についてのみ解説します。
まず『水面の揺らぎ』についてですが、
以下のように3つの水面(同位置)を変形ジョイントに入れました。
その3つの水面は「スポット」「バンプ」を施し、
その「バンプ」のサイズを微妙に変えました。
(今回「反射」を少し強めました。)
そしてこの3つの水面をテキトーに変形させます。
そうすると擬似的ではありますが、
水面が揺らいでいるかのように見えるのでは・・・
余談ですが、水面に映る「電柱」はじつは傾いているんです。
このほうが雰囲気出るかなって思ったので。