「タイヤ・ホッピング」解説

まずタイヤメーカーのサイトにアクセスし、
良さそうなタイヤはないかな〜♪と思いつつ見ていると
ありましたっ♪ 某Dブランドでお馴染みの某S社のページに

僕好みのトレッドパターンが!

で、この一部をPaint Shopで切り取り、
左半分を削除し、残った右半分を左に回転して

このようなトレッドパターンの「1単位」を作ります。
(ここではすでに2階調化してあります。)

この「1単位」をつなげてタイヤ1周分のバンプマップ用画像を作成。

(この画像を「名前をつけて保存」し、bmpに変換して使用してください。)

ここでShadeを起動し、正面図で このような線形状を描き、

「SOLID」「回転」して

これにさきほどのタイヤ1周分のバンプマップを施すと
「トレッド部」の出来上がり・・・しかし、

内側に溝部分が出っ張って見えてしまうので
「直径方向にほんのわずかに小さい目隠し」を作り、内側に配置。
(「コピー」「特別」でY軸、Z軸方向とも0.99倍にしてやります)



タイヤの「サイド部」の浮き彫り部分もバンプマップで表現するため
黒帯に文字を配置した、以下のような画像をでっちあげておきます。

(この画像を「名前をつけて保存」し、bmpに変換して使用してください。)

Shadeの正面図で、さきほどの
「トレッド部」の線形状に接して このような線形状を描き、 
同じく「SOLID」「回転」して「サイド部」を作ります。

これにもバンプマップを施し、

「サイド部」の出来上がり。

タイヤは以下の4つのパーツに分かれています。


なおバンプマップは「トレッド部」も「サイド部」も「ラップマップ」です。


出来上がったタイヤをコピーして、変形させ、
以下の3つの形状にして、変形ジョイントに入れてやります。
 
「タイヤ3」は少し幅も広げてあります。

(「紙」とあるのは「地面」のことです。白いので「紙」と。
その遠方部分を持ち上げて背景にしました。)

(光の当り方でずいぶん色がちがって見えますが、同じ色です)



タイヤがホッピングするのはパスジョイントを使用。

(地面下に見えるBOXは後述する「タイヤ痕」のためのもの)

3つのタイヤが入った変形ジョイントをパスジョイントに入れ、以下のようにモーション付け。

「階段の踊り場」のように「パスの進行」が止まった所で

このように「タイヤの変形」を行います。
(パスのスライダが0.50まで来ると「タイヤ2」まで、
スライダが1.00まで来ると「タイヤ3」まで変形します)



先ほどのトレッドパターンの「1単位」をネガティブして、いくつかつないだものを作ります。

これをY軸方向からマッピングした
白いBOXに、「=」記号をつけて
タイヤの接地にあわせて地面下から直線移動させます。
(「タイヤ痕0」は最初から出ています。)

ほぼ真上から見た図
(ここでは「=」記号ははずしてあります。)

(「変形」パートに「!」記号がついているのは
タイヤ本体にタイヤ痕の影響が無いようにするため。)


このような簡単なことで「タイヤがホッピングするさま」を
再現できてしまうんです。 まじめにコツコツと
Shadeに取り組んでいる人には申し訳ないです。
反省!」(←本当に反省してるのか???)



なお最後になりましたが、
このタイヤは「トラック用タイヤ」です。
「乗用車用タイヤ」ではありません。
仕事柄こちらのほうが馴染みがあるので、
ついこうなってしまうんです。
外径105cmほど、幅は28cmほどあります。




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