「ティファニーでトーストを」解説

まず生の食パンをスキャナでスキャンします。

お菓子の空き箱のふたで押さえにしたので
まわりを黒く塗っておきます。
(黒くなくてもいいのですが、あとで見やすくなるので。)
パン テクスチャ

そのあと、そのパンをトーストし、よく冷ましてから、先ほどと同じ面をスキャンします。
トースト テクスチャ

最初の生パンの画像を2階調化し、すこし、スプレーで黒を吹いてやります。
バンプ
これがバンプ用の画像です。

次にパンの「ミミ」もスキャンします。

これが「パン底面」のテクスチャです。
これも2階調化して、スプレーしておきます。

これが「パン底面」のバンプ用画像です。

生パンのテクスチャをShadeの上面図にテンプレートとして取り込んで
外側の線をなぞります。

そしてテンプレートを削除すると

パンの形をした「閉じた線形状」が出来上がります。
これが今回の主役です。

この形状に先程の生パンのテクスチャとバンプ用の画像をマッピングします。
パン表面

これを同位置コピーし、テクスチャをトーストの画像に入れ替えたのがこれです。
トースト表面

この2つの形状を変形ジョイントに入れます。
それだけで生パンがあっという間にコンガリと・・・


パンの上面の一部を取り出し

掃引すると

パンの底面が出来あがり、これにもテクスチャとバンプ用画像をマッピング。


というわけで手抜きトーストの出来上がりです。

(見える所しか作ってない!)


パンのうしろにあるボックスは「-」記号を付けて、
このパンを隠すためのものです。

このボックスが後退することによって,
パンが登場するという手法は今回始めて使用。



背景にはニューヨークの俯瞰写真を使用しました。
ティファニーがどこにあるのか知らないので、
まぁ、こんなもんだべというイーカゲンな発想・・・


これのどこが「ティファニーでトーストを」なのかは解りません。

(あぁ、今月もまたアホなことをやってしまった・・・)


PS: このトーストは冷めてしまいましたが、
その後、マーガリンを塗られて、
僕のお腹に収まったのは言うまでもありません。


「おことわり」
生の食パンをトーストすると、水分が蒸発するためか、
約5%大きさが縮みます。そのためトーストのスキャン画像は
5%ほど拡大して、生パンの画像と重なるように調整しました。
本来ならばその縮みも再現するべきですが、
ここでは省略させていただきました。




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