「床屋さん」解説

まず初めに「赤白青のクルクル回る部分」を作成する。
これは円柱に「斜めストライプ」の画像を
マッピングしてもよかったのだが、
その画像を作るのが面倒だったので
形状のほうを斜めにして、
クイックレンダリング  ワイヤーフレーム
画像は水平な「赤白青白」のストライプを作り、
それをラップマッピングした。
ラップマッピングする。

少し透明度を
完成した「回転部分の一部」
これを必要なだけ下方にコピーすればいい。

そのあと本体形状を作成。
記憶をたどって、
なお、この本体形状は特にモデルはなく、
思いつくままにイー加減に作成したものです。

次に舞台装置を作成する。
ベンチと木馬は以前のファイルよりインポート。
これが舞台装置
(この画像をクリックすると大きい画像が・・)
(barber_pole_wp.jpg 114KB)

壁や地面は一枚の長方形。
窓ガラスの向こうに空が見えてしまうので
「中壁」を作って「目隠し」に。  
(この「中壁」はつや消し黒にしてある。)
「回転部分」が地面の下に突き抜けているのが見える。

「回転部分」が長いので
本来なら
回転部分が見えてしまう
こうなってしまう。
「-」記号を付けた円柱で
包んで隠そうとすると・・・。
おっと!
脚部は隠れてはいけないので
「+」か「!」記号を付けて回避する。
ふぅ・・・
出来上がり。

この「回転部分」の上昇に合わせて「カメラ」も
回転ジョイントで追いかける。
カメラワークもモーション設定で
(R5になって、カメラをひとつのオブジェクトとして
扱えるようになり、とても楽になりました。特に
今回のように「最初止まっていて、途中から動き出す」
などという場合、R4以前の視点パスを作って・・・
という方法では、ちょっと面倒ではないでしょうか。)

また、こまかい事だが
「レンダリングオプション」の「背景を反映」にも
チェックを入れると背景の青空が窓ガラスに映りこむ。


なお今回も表面材質は(壁、地面ともに)
広田正康氏の「Shadeでつくる3Dレンダリングマスター」より
「外壁06」 「レンガ-1」を使用させていただきました。
イメージマップ バンプマップ
これは「壁」の例なのでZ軸投影。「地面」はY軸投影になる。




ところで最後になってしまいましたが、
「床屋さんの店先でクルクル回ってる」この物を
なんていうのか? ご存知のかた、教えてください。
辞書でみると「理髪店の看板柱」などと書いてあります。
 でも何かもっと気の効いた言い方があるのでは、と思います。 
是非、ご存知のかた、あるいはこの業界のかた、
お教え頂きたく、平にお願い申し上げます。







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